テレワークがもたらす私たちの健康問題について 

コラム

突然ですが、皆さんは普段出社して業務をこなしていますか?それとも、テレワークですか? 
最近ではすっかり在宅ワークやリモートワークという言葉が馴染んできましたよね。 

また、国や行政、企業やメディアではテレワークを推進する動きが活発し、私たちの働き方にも大きな変化が出てくるようになりました。 

今回は、そんなテレワークをするにあたって、本来とは異なる働き方により環境が大きく変わったことによる私たちの健康について発信していきたいと思います。 

テレワークは健康にどう影響する? 

まず、そもそもテレワークをすることによって健康にどんな影響ができるのかを考えていきたいと思います。 

皆さんは一般的に出社する時は車を使う人がいれば、電車に乗って職場に向かう人もいるかと思いますが、それがテレワークになったことにより外出する回数が減った方が多いのではないでしょうか。

引用:新型コロナの影響で増えた時間・減った時間

健康面では、移動するためのその目的にたどり着くために歩くという行動がなくなります。これは出社することとテレワークをすることの大きな違いの一つとなります。 

では、この歩くという行為ですが私たちの健康にどれだけ影響をもたらしているか、ということになります。 

下記サイトは厚生労働省が出している”運動”についてまとめられた健康日本21で取り上げられている記事になりますが、ここでも歩くことに関する重要性について記述されています。 

このHPで掲載されている中で、研究によって日本人の歩数の現状では、1日平均で男性8,202歩、女性7,282歩と言われています。 

引用:なぜ歩く人は健康なのか? ウォーキングの9つの効果まとめ

単純に、テレワークを行うことにより往復の通勤や職場のオフィス、取引先などへ足を運ぶことがなくなるわけなので、ここではこの1日平均の歩数がなくなると考えると、健康的には良いとされている歩くということをやっていないということになりますよね。 

歩くことをやめてしまうと健康的には良くないと思うことは誰もが共通していることと前提して、さらに視野を広げて考えて見ると生活習慣病につながることもあります。 

以前から、私たちの生活において重要視しなくてはならない事項の一つとして国が発信してきたことではありますが、この歩くこと自体を止めてしまうと生活習慣病など、健康に大きな影響がある可能性があります。

テレワークが結果的に私達の健康を害する可能性を否定できない。
だからこそ、テレワークにより変化した自身のライフスタイルをしっかり見つめ直す必要があります。

テレワークの健康面でのメリット 

ここでは、前述ではっきりとテレワークは健康的には良くないことであると述べた上で、思いつくメリットも考えてみようと思います。 

時間の有効活用による在宅での運動 

テレワークで在宅ワークや近隣のコワーキングスペースを利用することになれば、通勤時間だった時間的コストが削減されます。

更に細かく考えれば、通勤時間以外にも通勤と付随して昼食時や勤務終わりの付き合いなど、時間の使い方が大きく変化します。 

ライフスタイルの変化により生まれた時間を、運動する時間に上手に使って健康を維持するだけに留まらず、これまで異常な健康的な生活を手に入れることができるかもしれません。

自宅周辺を散歩やランニングしたり、スポーツジムや習い事を始めることもできるかもしれません。

テレワークをきっかけに健康のことを考えてそのように時間を有効活用する人もいるかと思いますので、良いきっかけにもなりますね。 

しかし、大前提としてその空いた時間の活用方法はその人次第ではありますので、自分自身でしっかりと時間の管理をしなくてはなりません、 

どうしても自宅にいると自由に使える時間として、自分の好きなことや出社していた時より多めに睡眠時間をとるということも考えられますので、本当に自分次第ということになりそうです。 

自宅だからこそできる健康食 

外ではなく自宅での仕事ということで考えるメリットとしてはやはり食事の仕方も考えられるでしょう。 

出社する場合は、昼食を外食で済ませたり作ったお弁当を食べたりと割と選択肢は多いと考えられます。 

テレワークでは同じようにするのはなかなか難しいと思いますが、自宅にいるからこそ食事の仕方を普段とは変えて、健康に配慮したメニューにすることもできます。 

普段の出社の日でもできるかと思いますが、これも在宅時の運動と同じでテレワークをきっかけに始める人もいるかと思われます。 

現在は、簡単にインターネットやYouTubeなどで検索をすれば手軽に作ることができる献立もありますので、食材から考え直すいい機会にはなりそうです。 

テレワークの健康面でのデメリット 

テレワークの健康面でのメリットでは、基本的に運動や食事を軸にして通勤や業務中の歩くことなどの運動を補うことができる、というメリットを挙げてみました。 

ここでは、反対にデメリットについて考えてみたいと思います。 

テレワークの健康面に関してのデメリットで考えられることは以下の通りです。 

・通勤や業務での普段の動きを行わなくなり運動不足になる 

・座っている時間が多くなり足腰に負担をかける 

・業務によるが出社する時よりコミュニケーションをとる機会が減り、考えて行動する機会が少なくなり脳が活性化しにくくなる 

・職場と環境が異なるため、人によってはストレスに感じる場合がある 

この中でも、私の主観で特に大きな健康面でのデメリットとして考えられるのはやはり運動不足であると思います。 

普段出社する時と異なることとして確実に違いがあると言えることは通勤があるかないかということです。 

これは、他のデメリットとは異なり在宅での業務をするという事であれば回避や改善ができないところが理由として挙げられます。 

また、自身で時間管理がしっかりできるのであれば問題はないかと思いますが、誰もができるとは思えませんし、普段仕事以外の時間にいる自宅でのんびり空いた時間は過ごしたいと思う人は少なくないと考えられます。 

よって、以上のデメリットがあり、特に重要な事項としては運動不足の点が大きな欠点であると考えられます。 

テレワークを行う上で健康について私たちが気を付けたほうが良いこと 

これまでテレワークによる健康への影響についてやテレワークの健康面でのメリット・デメリットについてお伝えしてきました。 

ここでは、私たちがテレワークを行う上で健康について気を付けておいた方が良いこととは何かについて考えていきたいと思います。 

結局のところ、メリットもデメリットも出てきましたが、テレワークにおいては自宅で仕事をやる上で健康的に過ごせるように自分で工夫が必要であるという事が言えます。 

出社するのであれば、強制的に自分の目的地である職場や取引先などに車や電車などを使い歩いて行動します。 

しかし、テレワークではそのようなことはせず、インターネットなどの環境を使って自宅で業務を済ませます。 

つまり、健康を維持するかどうかはその人自身で完全に決めることができるのです。前述したように、本来通勤している時間に寝ていてもよし、趣味に没頭してもよし、このように自由に使うことができます。 

しかし、それでは健康的に良いかと考えてもイエスとは答えにくいですよね。普段無意識に体を動かしているその動作がないだけで、実感しにくい健康への悪影響が蓄積されていきます。 

比較して考えてみると、結論、通勤せずにテレワークで業務を行うのであれば健康を考慮し、適切な運動や食事を摂ることが最善であるといえるでしょう。 

まとめ 

いかがだったでしょうか。 

テレワークにおける私たちの健康問題としていろいろと述べてきましたが、結論、テレワークは健康面では良くないことと、健康の維持は自分の意志で管理・改善を要するということが伝わりましたでしょうか。 

テレワークをしている方や、これからしようと検討中の方も読んでいただきよく理解していただければテレワークでも健康的な生活を送れるはずなので、より良い毎日をこれからも送っていきましょう。 

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