【実録】テレワークでの「サボり」がバレたらどうなる?

コラム

2020年以降、日本の企業でもテレワークを導入するところが増えてきました。今まで会社に通勤して、オフィスで勤務していた人々が自宅やホテルでテレワークを行うことになりました。

同僚や上司の目が届かないからとついついサボりがちになってしまうテレワーク。サボりすぎるとどうなるのかいろいろな実体験を交えてご紹介いたします。

テレワークでサボりすぎるとクビになる?

テレワークでサボりすぎるとクビになるかどうか、というのは皆が気になるポイントの一つでしょう。結論から言うと、程度によるというのが大きな分岐点です。

会社によってもさまざまな取り決めがありますが、違反した際の罰則もさまざまです。

自身の会社の就業規則や、業務ルールをしっかりと確認することが大切です。

では、クビになるような行為としてはどういった物があるのでしょうか。

会社に損害を与える

会社に損害を与えた場合には、クビになる可能性があります。例えば自宅でテレワークをしているといいながら、実際はサボって出かけていたり、遊んでいたりといった状況。

その際に、上司や取引先が連絡を試みても全く連絡が取れず、自身の会社や取引先に大きな損害を与えてしまった場合には、クビの対象となる可能性があります。

また連絡だけではなく与えられた業務が全然進まずに、会社に損害を与えるという可能性も存在します。サボるにしても仕事はしっかりこなすことが大切です。

常識を逸脱した行為

業務中にアルコールを飲んでいたり、業務をサボり続けてゲームやアニメを楽しんでいたりといった場合には、クビの対象にされることもあるでしょう。しかし会社や取引先に損害を与えるケースとは違い、サボっていたとしても明るみに出る事が少ないといったケースでもあります。

会社によってはテレワーク中でもミーティングが多い会社、少ない会社とさまざまです。

ミーティング中に酔っ払っていたり、ゲームやアニメの音声が入ってしまうとばれてしまう事があります。

会社のスケジュールを把握し、うまくサボることが大切なのは間違いありません。

就業規則が一番大切

前述の損害や、常識については就業規則によって規定されていることがほとんどです。

しかしながら、会社の業務によっては「これくらいならいいだろう」と思ってしまう内容が重大な違反となってしまうことがあります。

例えば、個人情報を取り扱うテレワークの場合は、業務スペースにスマートフォンやタブレットの通信機器の持ち込み禁止などが挙げられます。サボりたいからといって不要な物を持ち込むことが処罰の対象になる可能性がありますので、規則は必ず確認しましょう。

クビにならなくても処罰が与えられる可能性が高い

テレワークでのサボりが会社にばれた場合は、厳重注意で終わる事がほとんどだとは思います。しかし、重大な違反があった場合や、複数回のサボりが発覚した場合にはさまざまな罰則が科せられることは言うまでもありません。

減給

クビにならなかった場合でも、会社に損害を与えた場合や、周囲に大きな影響を与えた場合は減給されることは覚悟しないといけません。また達成目標がある会社の場合は、達成できなかった場合の減給が存在する場合があります。

降格

役職を与えられている場合は、降格の対象となることも考えておかねばなりません。テレワーク中とはいえ、役職を持っている場合は、一般社員の見本となるべき勤務態度を示す必要があります。見本にふさわしくないと上司に判断された場合は、一般社員へと落とされる可能性もあります。

今後に影響

「降格も減給も怖くない一般社員だ。」という方も注意が必要です。テレワークのサボりも十分昇進のための考課対象に入ります。

昇進や昇給を目指している方は、影響が出る可能性が少なくありませんので気を付けましょう。

テレワークでサボりがばれる原因

ここまでテレワークでサボりがばれた場合に、どういう事が起こり得るのかを説明してきました。ではテレワークという環境でサボりがばれるのはどういうケースがあるのかをご紹介していきましょう。ばれないだろうと思っていたサボりがばれるにはさまざまな原因があります。

結果を出さない

当たり前のことですが、仕事の成果物や結果を提出しなければテレワーク中にサボっていることがばれてしまいます。逆に言えば、結果さえ出していれば多少サボっていても見逃してくれる企業が多いというのも事実です。

サボるにしても成果をしっかりと出すようにしましょう。

連絡が取れない

テレワーク中の場合は連絡が取れるようにしておくべきでしょう。

電話や通話がかかってきた場合で、出られない状況の場合はチャットやメールで返信するようにしましょう。最悪の場合は寝ていると勘違いされます。

電話やメールも含めて全く連絡が取れないという状況の場合は注意されるでしょうし、改善されない場合は、サボっていると認識されてしまいます。

会社内ツールや連絡ツール

意外にばれやすいのが会社内ツールや連絡ツールです。ツールには現在の状態を表示する機能がついているものがあります。特にばれやすい機能が、パソコンを長い時間操作していないと「離席表示」するツールです。長時間離席していると周りの人間からは何をしているんだろうと思われてしまいます。またタイムテーブルがしっかりしている会社なら、テレワーク中の時間帯に「離席表示」が行われていると怪しまれることは間違いありません。

通信記録

レアなケースとしてパソコンの通信記録からサボりがばれるということがあります。これは会社がテレワークで使用しているVPNを提供している場合に、発覚することがほとんどです。VPN経由で第三者のサイトなどにアクセスした場合は、会社は記録の確認を行えることがほとんどです。

いきなり調査されることはほとんどの場合はありませんが、サボっていると目を付けられた場合は記録を確認されることが考えられます。

テレワークでサボりがばれた体験談と対策

こちらは、連絡が取れない+会社内のツールの離席表示に重なって結果を出さなかったケースです。

対策としては、やはりサボりたいと思った場合でも、適度にテレワークを進めつつ、連絡はこまめに行うことが大切ということです。後はマウスなどのマクロを利用して離席表示させないという小技も併用しましょう。

インターン先でのテレワークですが、こちらは就業規則違反に当たる可能性が大きいでしょう。テレワークはどこで行ってもいいわけではなく、会社から許諾を得た場所で行う必要があります。カフェでテレワークを行う方もいらっしゃいますが、個人情報を取り扱う企業の場合は、セキュリティの関係上、所定の位置や環境で行う必要があります。

対策としては、業務上の就業規則は必ず守りましょう。個人情報が関わるケースだと賠償責任が発生する場合まで考えられます。

まとめ

いくつかのケースを確認しましたが、単純にサボっているだけでは、ただちにクビになるとは言えないことがわかったと思います。しかしながら、複数のケースが該当したり、注意をされても改善が行われない。また、会社に明らかに損害を与えている場合にはクビになるケースも存在します。

テレワーク中だからこそ、就業規則を必ず確認して違反行為を行わないように細心の注意を払う必要があります。

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